性交時の不快感や性交痛の主な原因 [性交体位、テクニック]

性交時の不快感や性交痛の主な原因

人に相談しづらいことに、性交時の不快感や痛みがあります。性交痛のもとになるのは、傷や炎症、女性ホルモンの不足、子宮の形や傾きの違い、子宮や卵巣の腫瘍や子宮内膜症といった病的な状態、それに精神的な要素が関わってきます。性交がどのようなパートナーとどのような状態で行われるかも、大きな要因になります。膣の入口がぴりぴり、ひりひりする、引き裂けるようだ、膣の奥やおなかが痛む、引きつるようだ、すべりが悪くて痛いなどです。

初めての性交や暴力的な性交では、膣の入口や膣の中が傷つき痛みが起こります。性交の後、痛みや膣からの出血が続く場合には、産婦人科での診察や治療が必要です。初めての性交や繰り返しの性交の後では、膣の周りや尿の出口の炎症や膀胱炎を起こすこともあり、これも痛みのもとになります。

出産の後や更年期に入る40歳後半から、または手術で卵巣を取ってしまった場合、女性ホルモンの分泌が少ないため、膣の潤いが少なくなり膣は傷つきやすくなるので、痛みを感じることが多くなります。それには、女性ホルモンや潤滑剤を使うこと、性交を急がないことなどで対処します。

性感染症によるお腹の中の炎症や、子宮内膜症という病気が子宮や卵巣の周りに拡がると、子宮や膣の奥に刺激が加わるときに痛みが起きます。ですから、卵巣腫瘍や卵巣がんが性交時の痛みで見つかることもあります。

パートナーとの関係や性交に対する「こわい」「めんどう」「嫌」などの感情は、性交痛を強くしますし、痛みが恐怖感を強めることにもなります。子宮や卵巣の手術を受けた後にも、このような心配から痛みを感じることがあります。パートナーに対する思いやりが大切です。性交時の痛みは「あるのが普通」「我慢しなければ」と考えないで、早めに産婦人科でご相談下さい。

タグ:性交
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